これって「労働時間」?
「新人は先輩より30分早く来て、机の掃除をする。」
こんなことを聞いたことがある、実際に上司に言われたことがある人もいると思います。
「掃除してって言われたけど、上司から指示されたことから給料出るのかなぁ?」
そんな疑問を持つことは当たり前のことです。
では、そもそも「労働時間」とは何なのでしょうか?
「拘束時間」との違いも含めて考えてみましょう。
まずは言葉の定義から・・・。
1.労働時間
従業員が勤務先(会社など)のために働く時間を指します。
簡単に言えば「仕事の時間」です。
「残業」と呼ばれている時間ももちろん含まれます。
労働時間に該当する時間は全て、従業員は給料を受け取る権利があります。
「これって業務ですか?」という疑問には後で説明します。
2.休憩時間
従業員が仕事から離れることが保障されている時間です。
仕事をせず自由に過ごせる昼休みが12時から13時の場合、この時間が休憩時間です。
労働時間が「6時間を超えて8時間以下」の場合は少なくとも45分、8時間以上の場合は少なくとも1時間の休憩時間が与えられていなければなりません。
3.拘束時間
出勤してから退勤するまでの時間です。
9時に出勤して18時に退勤した場合、拘束時間は9時間です。
拘束時間には上で説明した労働時間と休憩時間が含まれています。